プルーン百科

プルーン

プルーンと健康

「生命の実」として親しまれてきたプルーン。

健康を育む果実プルーンには、どんなチカラが秘められているのでしょうか。

若々しさを守る、プルーンの抗酸化パワー!

私たちの身体は酸素を使ってエネルギーを生み出します。その過程で、酸素の一部は活性酸素という有害物質に変わり、細胞を傷つけたりします。そしてこれらは、生活習慣病や老化を引き起こす原因になることがわかってきました。

こうした活性酸素から身体を守ってくれるのが抗酸化物質です。プルーンにもポリフェノールというその抗酸化物質が含まれています。実際に健康な成人男女を対象とした試験でも、プルーンを食べると尿の中の酸化ストレスマーカー(身体の中のたんぱく質や脂質が酸化した物質)が減少することがわかりました[※1]。これは、プルーンの抗酸化作用が身体の中でしっかりと発揮されていることを示しています。

 

※1 2004年 武庫川女子大学未来健康学講座 健康未来セミナー2004

血圧を正常に保つプルーンの3つの成分。

プルーンには血圧を正常に保つ、様々な成分が含まれています。

カリウム・・・高血圧の原因のひとつ、ナトリウム(食塩)を身体の外へ排出する。

ポリフェノール(クロロゲン酸)・・・血管を健康に保つ。

ペクチン・・・血管を詰まらせるコレステロールの吸収を抑える。

[実験]プルーンを食べると血圧が下がるのかな?

日本人の成人男女をプルーン抽出物を食べるグループと食べない(対象)グループに分け、血圧の変化を調べました。

すると・・・プルーン抽出物を食べたグループのみ、血圧の低下が確認できました。[※2]

※2 2017年 日本予防医学会学術総会抄録集

『プルーンは骨の健康に役立つのではないか』という研究が進められています。

骨は常に古い骨が新しい骨につくり替えられています(骨代謝)。これは、破骨細胞により古い骨が壊され、骨芽細胞によって、新しい骨が形成される働きのことで、この破壊と形成のバランスがくずれると骨量が減少し、骨が弱くなっていきます。

 

特に女性は加齢とともに、骨代謝のバランスがくずれ、骨量が減少する傾向が強いと言われています。

閉経後の女性に3ヶ月間、毎日100グラムの乾燥プルーンを摂取させ、摂取前後の骨の状態を調べるという研究を行ったところ、プルーンの摂取が骨形成に良い影響を与えるという臨床データが得られています[※3]。

また6ヶ月間、50グラムの乾燥プルーンを食べた場合も骨量が増加したという結果が得られています[※4]。

※3 J.woman’s health & gender based medicine, 11(1): 61-68, 2002

※4 Osteoporos. Int., 27(7): 2271-2279, 2016

また、プルーンの水抽出物には、消化管で骨をつくる成分として欠かせないカルシウムの吸収を促進することで、その吸収量を増やす作用があることが明らかになりました[※5]。

※5 2007年 日本栄養・食糧学会大会講演要旨集

腸を健やかにするプルーンペクチン。

プルーンはおなかの調子を整える働きが知られています。プルーンに含まれる水溶性食物繊維の一つであるペクチンは、腸内にいる細菌の種類や数を良好に保ったり、便通を改善したりする作用が明らかにされています。

さらに、プルーンに含まれるペクチンは、他の果物に含まれるペクチンと異なる特有の型で[※6]、栄養の吸収に欠かせない小腸の細胞の成長を促す[※7]ことが明らかになっています。

※6 2008年 日本応用糖質科学会大会講演要旨集

※7 Glycoconjugate J., 32(3-4):153-159, 2015

腸管免疫を元気にする。

腸は病原体などから身体を守るために、様々な免疫機能を持っています。

その中のひとつ、病原体を身体の外へ追い出す役割があるIgA(アイジーエー)抗体をプルーンペクチンが増やすことがわかっています[※8]。

※8 2018年 日本応用糖質科学会中部支部講演要旨集 

細菌と戦うチカラ

プルーンには抗菌作用があり、食中毒の原因となる有害な菌が増えるのを抑える働きがあります[※9]。

これは、プルーンは有機酸(キナ酸、リンゴ酸)が多く含まれ、酸性の環境をつくることが食品の保存性に一役買っていると考えられます。さらにプルーンの中には抗菌作用のあるポリフェノールも含まれている[※10]ことがわかっています。

※9 2004年日本調理学会大会講演要旨集

※10 2003年日本栄養食糧学会近畿支部会講演要旨集

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