農園とスタッフの一年

一年で最も静かな季節は、次の実りに向けた 準備の時でもあります。

カリフォルニアの冬は雨期です。
空はどんよりとした雲に覆われ、日本の梅雨のように、雨が降り続きます。
束の間の晴れ間でも、農園は田んぼのようにぬかるんでいます。

曇りや小雨程度の日は、朝から日没までプルーニングと呼ばれる剪定作業をします。プルーニングは土壌や気候、風の向き、日光の当たり具合、ブロック毎の水の流れ等を考慮しながら若木から成木まで1本1本その木に合わせて行うため、熟練の技が必要とされます。

プルーニング以外にも、切り落とした枝の処理や、除草などを行います。これらは次の実りへの大切な準備作業。
同じ作業でも、木や天候に合わせて調整や工夫を繰り返し、プルーンの木にとって最も良い環境が保てるように最善を尽くします。

この時期の農園は、早朝は氷点下近くまで気温が下がり、凍てつくような寒さです。しかしスタッフたちは休むことなく農園を見て回り、木の状態をしっかりと確かめます。カリフォルニア州の水源であるシエラネバダ山脈には雪が降り積もり、冷えた空気が農園を包み込みます。

2月になると、少しずつ春の兆しが感じられるようになり、大地が賑やかさを取り戻し始めます。
周りの草花は勢いを増し、プルーンの木に小さな蕾がつき始めるまであとわずかです。