農園とスタッフの一年

日差しがだんだんと穏やかになり、 農園は紅葉に染まります。

乾燥作業は、昼夜を通して熟練のスタッフがつきっきりで管理にあたります。
この乾燥工程を経て、もぎたての味がさらに美味しく凝縮された、ミキプルーン専用の乾燥プルーンが出来上がります。

プルーンの木の剪定は毎年収穫後、主に秋から冬にかけて行います。この作業を「プルーニング」と呼びます。プルーニングは若木にとっては健やかに成長するために欠かせない作業であり、成木にとっては翌年の実り方を左右する作業です。プルーン農園を管理運営する上で最も手間と時間の掛かる作業です。

乾期も終わりに近づくころ、灌漑時につくった畝(水を流すために細長く直線状に土を盛った部分)を元に戻します。また、灌漑用パイプのメンテナンスや収穫容器の洗浄、乾燥用トレーの修繕、トラクターをはじめとする機械の手入れなども行います。必要な時に必要な作業ができるように、こうした点検・修理は欠かせません。

農園主だけでなく、農園に関わる全てのスタッフが、毎日木の発育状況や、異常がないかなどを確認して回ります。
また、乾燥したプルーンは一粒ずつ状態を確認しながら、大きさごとに選別します。安心で安全なプルーンを日本に届けるため、すべての作業において、常に人の目でしっかりとチェックしています。