ローズヒップの話

ローズヒップってどんな植物?

ローズヒップとはノイバラの花が落ちた後にできる、花の根元がふくらんだ部分(偽果)をいいます。 あかね色で、甘酸っぱい味が特徴です。

 

●ノイバラって何?

一般的な観賞用潅木のバラとは違い、バラ科の落葉低木で高さは約2mほど、枝には鋭利なトゲがあります。5〜6月には白や薄紅色の花を咲かせ、その後数ヶ月でローズヒップがあかね色に熟します。

健康と、そして美容に。

ローズヒップには、ポリフェノール(プロアントシアニジン)という成分が含まれます。このポリフェノールは、強い抗酸化作用を持ち、アレルギー抑制しみのもととなるメラニンがつくられるのを抑えるなどの働きがあります。

ローマ時代には「薬物誌」にその効能と処方が記され、中世ドイツでは民間療法に用いられていました。ヨーロッパの家庭では古くからローズヒップをお茶やリキュール、ジャムなどに加工し、味と香りを楽しんでいます。